旧式のカツミのMK-1024は、電源をOFFにするとせっかく記憶させたCWメッセージもクリアーリセット
されてしまい、毎回立ち上げるたびにメッセージを再度記録し直さなければなりません。
瞬間停電でもメッセージメモリーは消えてしまいます。
おまけにメモリーが消えると立ち上げる度に余計な電源ON時の雑音がメモリーされてしまいます。
ここが、このキーヤーの最大の欠点です。

なんとか電源をOFFにしても一旦記憶させたメッセージメモリーを保持できないか色々試してみました。
MK-1024の電源は商用AC100Vと9~14VのDC電源の2箇所で採れるようになっています。
回路図を見るとAC・DCどちらからでも、内部でDC5Vに変換されて機器とメモリーが作動する仕組み
です。
又電源をAC100Vから採った場合、本体裏側ののDC電源側の受け入れオスプラグには10.12Vが
出力されていました。 ここがミソですね。
ということで、DC電源側に充電可能なバックアップ電池をつないでおくとAC100V側が活きている場合
はバックアップ電池に充電し続け、AC側が切断されたら電源はバックアップ電池からに切り替わって
しばらくはメモリーが確保できるということになります。
早速テストしてみました。
①キーヤー操作のための主電源はAC100V(常時電源SWをONしておく)を使用。
メモリーバックアップ用電源はDC電源受け入れ側にニッケル水素電池(Ni-MH)1.2V×8本直列
を接続。
結果:100V主電源ON時はNi-MH電池はMaxまで充電され続けバッテリーは常時約10Vを維持。
100V主電源がOFFされるるとNi-MH電池からの電源供給に自動で切り替わり10時間後
にNi-MHは5.6Vまで低下していたが、CWメッセージは良好に記憶保持されていた。
欠点:常時100V接続しているとメッセージキーヤー本体がかなり熱くなるので主電源が100V
のこの方法はあまり好ましくありません。(Ni-MHのほうは平熱でOKですが)
②常時通電によるキーヤー本体の発熱を避けるため、メモリー用バッテリー充電用を兼ねた電源は
DC受け入れ端子から必要最小限の電圧で採ることにしました。
キーヤー操作用とNi-MH充電用の電源をともに確保するための最小限のDC電圧は9V以上
ですので公称出力9VのPHS携帯電話用のACアダプター(実測した無負荷時の出力電圧は
13.8V、有負荷時の出力電圧は9.4V)を転用することにいました。
メモリーバックアップ用のNi-MH電池はこのACアダプターと並列に繋ぎました。
結果:このACアダプター電源は常時接続してもキーヤー本体は熱くならず、またNi-MH電池は
常時9.4Vに充電されていました。
ACアダプターでバッテリー充電しつつキーヤーのオペレートも可能です。
ACアダプターからの電源供給を12時間止めた直後のNi-MH電池の電圧は3.4Vに落ちて
いました(暫く放置すると6.3V程度に回復しました)が、メッセージメモリーの保持はちゃんと
できていました。
Ni-MH電池単独でのキーヤー操作は容量的に無理ですが、メモリーのバックアップ電源
としては十分機能しているようです。
これが完成したオペレート+メモリーバックアップ用の電源です。
メスプラグをメッセージキーヤー本体のDC受け入れオス端子につなぎます。
本体付属の100Vプラグは使用せず、全ての電源供給はこの装置のみで行います。

最近のコメント